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2017/11/27情報更新
 

■  ソフトテニスラケットってどれを使ってもいいの??

ソフトテニスラケットのニューモデルが発売された!!

となったら、一刻も早く使いたい!!とみなさん思われると思います。
でも、そのラケットは本当にあなたにぴったりのラケットなんでしょうか?

各メーカーのカタログを見ると、ラケットモデルの説明の中に小さく、このラケットは

上級者:○ 中級者:◎ 初級者:−

などという表記があります。

この表記、もちろん、ただ闇雲に書かれているわけではありません。
でも、今の自分って初級?中級?という疑問が出てきてしまうと思います。

最近は特に、デザイン重視でラケットを選ぶ方が多い様に思いますが、
それだけはしないでいただいたい、というのが正直な思いです。
レベルやプレースタイルにあっていないラケットを使用することで、
お客様自身の成長を妨げてしまうためです。
ここでは、ラケットのランクを決定づける因子を、色々な方面から考えてみたいと思います。

この記事を読み終えたときに、お客様にぴったりあったラケットが見つかります様に。

 

■  ラケットのランクは何で決まる??

ラケットのランクを決定づける因子として、

1,ラケットの全長・バランス
2,フレームのサイズ
3,ラケット重量・グリップサイズ
4,フレーム・シャフトの形状
5,ラケットに使用されている材料


の5つに大きく分けられると考えます。

特に、4、5については近年、急激な成長を遂げており、
年々ラケットの質は向上しています。
一つずつ見ていきましょう。

 

 

■  1,ラケットの全長・バランスについて

一般的に、初級者・中級者向けのラケットの全長は長くなっており、上級者向けになるにつれ、全長は短くなる傾向にあります。

これには、遠心力の大きさが関係してくると考えられます。

同じ力の大きさであっても、ラケットが長いほど、遠心力が大きくなり、結果、ラケットに大きな力を伝える事が出来る為、威力のあるボールを打ちだすことが可能となります。

また、バランスについてです。

ラケットにはそれぞれバランスポイントと呼ばれる点が存在します。
このバランスポイントがラケットの先端にある程、ラケットは振り抜きやすく、ボールに威力が伝わりやすくなります(※バランスポイントの数値が大きいほど、先端に近くなります。)。

しかしながら、ここで難しいのが、「力のない方はラケットに振られてしまう」ということです。

“ラケットに振られてしまう”と、コントロールが定まりにくく、狙った所にボールが飛ばせなくなってしまいます。

ラケットを振り抜く技術が十分に備わっていなければ、バランスポイントが先端に近いラケットの選択をおススメすることはできません。

この辺りの微妙な点がラケット選びでは重要になってきます。

※相反するのですが、操作性を重視すると、ラケットの全長は短い方がよいといえます。
しかしながら、現状モデルでは、初心者向けのモデルの全長が長くなる傾向にあります。
これは、先にも書いた”遠心力”が関係するのですが、考え方を変えると、初心者モデルの方がコントロールしにくいことになり、果たして本当に初心者モデルは初心者向けなのか、という疑問がわきます。

現状、カスタムフィットで対応するしかないのですが、この

「遠心力で遠くに飛ばすことを目的とするため、操作性が劣る」

という問題が解消されることを望むばかりです。

 

■  2,フレームのサイズについて

これと共に大切になるのが、2,フレームのサイズです。

フレームとは、ガットを張る面の事をさします。
このサイズも、やはり上級者向けになるにつれて小さくなる傾向にあります。

フレームが大きいとどういう利点があるのか。
それは、ガットのたわみに関係してきます。
フレームが大きいとガットの可動域が大きくなり、その分、ガットの反発でボールを飛ばすことができます。

事実、レディースモデルではフレーム面積が大きくなっており、最上級モデルではフレーム面積が小さくなっています。

ガットを張る強さである程度調整は出来るものの、この点も考慮しておく必要が十分にあります。

最近のラケットは設計上、ガットの可動域をわざと大きくして「球持ち性能」を向上させているものもあります。

 

■  3,ラケット重量・グリップサイズについて

ヨネックスを例にとってみると、ラケットの重量には、

G < XFL < UXL < UL < SL

と実に5種類もの重量があります。(モデルによりラケット重量は決まっていますが、カスタムすることでご自分好みの重量を作成できます。)

 
グリップサイズについては、

0 < 1 < 34(カスタムフィットのみ) < 2 < 36(カスタムフィットのみ)

とこちらもやはり5種類のグリップサイズ(プレーシフトを合わせると10種類)があります。

足に大きさがあるように、手にも大きさがあります。
グリップサイズを適切に選定することで、力の入ったスイングが実現でき、
グリップがまわってしまって面が変な方向を向いてしまう、
といったミスを減らすことができます。

端的にいえば、手にしっくりくるグリップサイズを選ぶことが重要ということです

前衛はボレーをする機会が多いため、握りやすく、力の入りやすい太めの
グリップを好む傾向にあります。


ラケットの重量ですが、
GとXFLについては、女性向きのサイズ、
UXLは中学性低学年、
ULが一般向けとなります。
SLはパワーヒッターや力に自信がある方が持たれますが、当店のお客様にはこちらからお薦めすることはいたしません。


操作性が劣ってしまうためです。
操作性が良いから、といっていつまでもUXLを使用していると、
スピードボールやパワーボールに力負けすることが多くなり、これもミスにつながります。
よって、お客様自身の力や相手の力によって重さを変化させることも重要になってきます。

 

■  4,フレーム・シャフトの形状について

次に、4,フレーム・シャフトの形状についてです。
近年、構造や素材についての進歩が目覚ましいことについては先にも述べた通りです。

たとえば、YONEXのF-LASERシリーズ。
シャフト形状を四角形から楕円にすることで剛性向上に成功しており、それにより、ラケットのヘッドが返りやすくなっています。
つまり、従来のラケットより、威力のあるボールが射出できるような構造をしています。
MIZUNOでいうとXYSTシリーズでしょう。
また、シャフト形状でガットとボールの接触時間(いわゆる球持ち時間)向上に成功したのが、NEXIGAシリーズ。
コントロール性能に優れ、扱い易いラケットとなっています。
MIZUNOでいうDIシリーズです。
このあたりはプレースタイルによって選択していただけるポイントとなります。

 

■  5,ラケットに使用されている材料について

最後に5,ラケットに使用されている材料について、少し書いておきます。

ラケットのレベル=ラケットの硬さになっており、上級者向けラケットのなるにつれて自分の力・技術でボールを飛ばさなくてはならなくなります。

最上級ラケットに使用されている材料として、YONEXのLASERUSHシリーズでいうと、炭素の同素体である「フラーレン」とチタン合金「ゴムメタル」。

基本的性質として、フラーレンは弾性域が大きく、弾きの性質があり、
ゴムメタルは基本的に硬質です(チタンの性質上)が、ゴムのような性質を持つため、ラケットの持つ特徴として、「弾きがよい」となります。

しかしながら、7番台になると、弾きの性質より、硬さが目立ってしまい、
中学生には扱いにくい部類に入るでしょう。
5番台は、ゴムメタル→カーボンとなっている(カーボンの性質:異方性があるが、柔らかく軽く弾く性質を持つ)ため、しなりが大きくなり、柔らかく扱いやすいラケットになっています。

同じ最上級でも、i-NEXTAGEはカーボンとゴムメタルの複合材。
また、フレーム形状が球持ち性能に重点を置いているため、LASERUSHシリーズとは全く異なったラケット性能を持ちます。
簡単に言うと、「球持ちがよい」性質。
このように、材料でもラケット性能に差が生じてきます。
これも、レベルとプレースタイルによるチョイスになります。

※この章に関しては一例としてLASERUSHとi-Nextageを掲載しておきます。

時代と共にラケットモデルは変わりますが、基本的に弾きのよいモデルと球持ちのよいモデルの2本の柱は変わりません。


 

 

■  おススメラケットセレクション

かなり長くなってしまいましたが、ラケット購入時には、以上5項目を
まんべんなく満たしたラケットのご購入をおススメします。
また、当店では、お客様と相談しながら、ラケットをお選び致します。
以下に示すおススメラケットは、ラケットのレベルをある程度抑えたチョイスになっています。

「これが使いたい!!」
というものがあれば、ご相談させていただきます。


 
当店チョイスおススメラケット

中学生(※レベルによって異なります)

(2017/11/27更新)
MIZUNO
Xyst 05 シリーズ→2年生まで(U規格は3年生もばっちり。)
Xyst Z1(後衛さんに最適)
ZZも柔らかいため、しっかりストロークができる方はお使いいただけます。
DI 500・100シリーズ

YONEX
F-Laser 5 シリーズ
Nexiga 50 70シリーズ
(70シリーズまでは、フレームはある程度柔らかく、幅広くお使いいただけるかと思います。)
試打を重ねた結果、一番のキーとなるのはスイングスピードです。
スイングスピードが速い方は、50シリーズはフレームが柔らかすぎるため、ラケットの特性が死んでしまいます。店頭では素振り等によってある程度の判断をさせていただいております。

一本シャフト
デビューするなら・・・
厳密には一本シャフトではありませんが、
Nexiga 50Gがおすすめです。
UXL規格、、、このフレームですと最適な場合があります。

高校生(※レベルによって異なります)
当店が考えるおすすめでないラケットのみ挙げさせていただきます。
使うべきでない、というわけではなく、スタッフの感想、お客様の声を総合的に判断した結果となりますので、参考にしていただければと思います。個人の感想が含まれますので、予めご了承ください。

MIZUNO
Xyst 05シリーズ→軽すぎるため、力負けする場合があります。
(力を抜いて打つときれいに気持ちよく飛びますが、乱打をすると柔らかさと軽さでボールが飛びにくい場合があります。)


YONEX
特に男性に。NEXIGA 50S/50Vですが…
よく50Vと70Vを試打しますが、やはり柔らかすぎて頼りなさを感じる場合があります。また、50Vと70Vでは全長が5mm違います。操作性の違いを考えるうち、この5mmの大きさを実感しました。前でボールをさばくためには、短い方が格段に使いやすいです。当然のことなのですが、なかなか色々なラケットを回しながら使う機会がないため、書かせていただきました。

F-LASER5シリーズは、NEXIGA50シリーズに比べて硬さがあるので、力がある方にもお使いいただけますが、やはりここでもスイングスピードが影響してきて、しっかりラケットを振れる方は球持ちのないこのラケットでも十分な球持ちを感じて回転がかかりすぎる、という声を聞くことが多いため、やはり身体つきや技術に応じて徐々にランクを上げていくべきなのだろうと思います。

LaseRush 1シリーズは軽すぎるため、お勧めできません。

上級者であっても、使いやすさ重視で中級者用ラケットを使用される場合もあります。
お気軽にスタッフまで。
ガットについては別途お問い合わせいただければと思います。

簡単に書いておくと、
弾きのよいラケットには球持ちタイプのガットを張ってバランスをとり、
球持ちのよいラケットには弾きタイプのガットを張ってバランスをとる。

これがバランスの良いラケット選びのコツとなります。
 
→もちろん、弾きのよいラケットに弾きのよいガットをはる、というのもありです。あとは、コントロール性能をどう感じたか。ご自身の感覚とラケット、ガットのスペックをすり合わせが難しい作業です。

店舗紹介