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2017/11更新
 

全てのガットが全てのラケットにぴったり好相性なわけではない。

ソフトテニスラケットの選び方については、先の記事をお読みいただければと思います。

では次のステップとして、
どんなストリング(以下、ガットと記載します)をどんなテンションで張るべきか、
ということが挙げられると思います。
 

ラケットの技術進歩とともに、ガットの種類も増加し、いわゆる“ナイロンガット”も構造上の進歩を遂げています。

“ポリガット”が出てきたのも技術進歩によるものでしょう。

これからお話したいのは、“全てのラケットに全てのガットが好相性ではない”
ということです。

もちろん、プレーヤーの方のレベルやプレースタイルによって基準は変わっては来るのですが、「気持ちよく・ストレスなく」プレーするために、ソフトテニスラケットとガットの組み合わせについてご一考いただければと思います。


一つだけお話しておきたいこととして、

ガット使用率ランキング=お客様に合ったガットでは無い!!

ということです。


使用率No.1ガットとして、ミクロパワーが挙げられますが、実際、このガットの取り扱いはかなり難しく、当店では、おススメしない場合があります。

もちろん取り扱いはあり、絶大な人気もあるのですが。。。

 

ガットの種類って何が違う??

さて、ガットの種類は大きく分けて3種類ということは、先の記事でも触れているかと
思います。(図参照)



 


一つはGOSENのテックガットシリーズに代表されるマルチフィラメント構造

インパクト時に、ボウリングのピンのように、糸(フィラメント)が表面から順に奥側に押されていき、ある点を境に反発するような動きをするため、打球がホールドするような感覚を覚えます。

昔、テレビの企画で100本ボウリングがあったのを覚えていますでしょうか?
力のない方の投球では球が途中で止まってしまいボウリングピンは途中で
止まってしまいます。

これが、マルチフィラメントガットとボールがホールドしている状態のイメージです。

マルチフィラメント構造のガットでは、この状態から、倒れていないピンが反発してボールを弾き返します。※あくまでもイメージです。


実際には、縦と横のガットがモノフィラメントガットに比べて細い繊維で作られている分食い込みやすく、食い込みが良い分、ガットでできる網目が打球時に崩れにくいことで、ボールをしっかりとつぶすことができます。

ボールはつぶれている間、ラケットとくっついてくれるためその分、球持ちがよくコントロール性能に優れます。

羊の腸(gut)から作られていたナチュラルガットと構造が似ているため、
今でも根強い人気があります。
 

次に挙げられるのがハイシープミクロに代表されるモノフィラメント構造
イメージはギターの弦やピンと張った輪ゴムでしょうか。
輪ゴムを引っ張って離すときの動きがモノフィラメントガットの動きです。

一人が輪ゴムを両手で引っ張って保持しているところに、もう一人がその輪ゴムを引っ張って離す状態を思い浮かべて下さい。
輪ゴムを持っている人の両手には輪ゴムの振動が伝わってきませんか?
これがハードな打感のイメージです。

高反発なガットは、現在大きなシェアを占めており、人気はあるのですが、
球離れが早くなってしまうため、ケアレスミスが多くなってしまいます。

インターハイなどの動画を見ていると、10年20年前に比べてサイドアウトや
ボレーミスが多くなったのは、ガットの影響もあるのではないかと考えています。(あとは材料の進化に伴うラケットの硬質化も影響しているかと思います。)

 
最後に、モノ&マルチフィラメント構造
テックガット5300に代表される芯糸とマルチフィラメントが合わさったこの構造はそれぞれの利点を合わせることによって新たな打感を生みだします。
それぞれ、組み合わせ方によって、打感が全くことなるため、
ここで一般的な打感を説明するのは難しいと思います。
気になる方はぜひお越しください。

このガットの構造の違いがガットの性質に直接関係してきます。

 

ゲージの太さ、ポンド数について

ガットの性質は先の記事でも触れている通り、ゲージの太さによっても変化します。

太いゲージは反発力が落ち、ホールド感が増します。
細いゲージは反発力が増し、ボールの伸びが良くなります。

このあたりについては詳しい説明を前の記事で行っているため、そちらをご参照ください。
 
ガットの話の次はポンド数についてお話する必要があるかと思います。

前の記事でも記載しているのですが、強ければ強いほどボールは飛ばなくなり、弱いほどボールを飛ばすことが出来ます。

しかし、3カ月以上経過したガットは劣化し緩くなります。
ガットが持つ反発性、弾力性が失われてしまうのです。
(細いガットの場合、2カ月程度での交換をお薦め致します。)


こうなってしまったら、ガット交換をおススメします。
当店で多いポンド数として、中学生低学年の方で25〜28ポンド
(まだ体が出来上がっていないため、体の負担を減らす意味でも、
弱めに張られる方が多いです。)
中学生高学年で28〜30ポンドの張り替えが多いと思います。
もちろん、男女差もあるのですが。高校生に上がると、体もがっちりしてくるため、

強いポンド数で張る方も増えてきます。
ガットの張り具合については、一人一人適正が違うため、御相談させていただければと思います。

 

おススメガットセレクション

では最後に、当店のラケットとガットのおススメの組み合わせについて記述しておきます。
ガット選びの参考にしてみて下さい。
(メーカー推奨のものと異なる場合があります。ご了承ください。)
 
YONEX[F-LASER Series]・MIZUNO[Xyst Series]
バランスをとるなら、球持ち系ガットと合わせる!!(推奨)
・テックガット5300
・スーパーホールドマルチ
・サイバーナチュラルクロス
・MSフォースドライブ
・マルチファイバードライブ(ミズノ)

※クロスはマルチの中でも楽に飛ぶ部類。反発もある程度よいです。
マルチファイバードライブも反発がよくなります。
逆に、MSフォースドライブは弾き系なのですが、表面が柔らかく球持ちがあります。
 
より早い弾道を目指すなら、弾き系のガットと合わせる!!(扱いが難しい場合があります)
・オージーシープミクロパワー
・サイバーナチュラルシャープ
・MSフォース
・モノファイバースピード(ミズノ)
 
YONEX[NEXIGA Series]・MIZUNO[DI Series]
バランスをとるなら、弾き系ガットと合わせる!!(推奨)
・MSフォース
・オージーシープミクロパワー
・サイバーナチュラルシャープ
・モノファイバースピード
 
打感・コントロール重視ならば、球持ち系ガットと合わせる!!
(打球感が重くなる場合があります。)

・テックガット5300
・Sトレース


 
※一本シャフトラケットに関しては、モデルに関わらずかなり自分色に染めることができます。

また、試打の結果、GOSENのガットは張りあがりが硬く感じられ、
1〜2週間慣らすことで、最適の硬さになり、YONEXのガットは張りあがりの状態が
最も良い状態であると思います。

 
 


 
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